満帆商事の大会議室では、女子社員の新しい制服の発表が、秘書課の杉田美薗(戸田菜穂)の仕切りで行われていた。そこへ、いつも秘書課と対立するマイペース集団・庶務2課=ショムニの課員が坪井千夏(江角マキコ)を先頭に押しかけてきた。秘書課は、制服変更をショムニに連絡していないのだ。
「トイレで化粧直して給料もらうな」「命令も守れない人間がものを言うな」・・・激しい舌戦が繰り広げられる。そのころ、満帆商事の大手取引先である加々美グループの次期社長と目される青年専務・加々美虎之助(宇梶剛士)が、執事らを引き連れ満帆商事に挨拶にやって来る。右京友弘(石黒賢)らが、恭しく出迎える。しかし、虎之助の目的は仕事の話ではなかった。
「花嫁を探して欲しい」。虎之助は、数日前、街で見掛けた満帆の女子社員に一目惚れ。ダイヤ300カラットの婚約指輪持参で、花嫁候補探しを依頼してきたのだ。ここは秘書課・美園の出番、「お任せ下さい」と引き受ける。が、なぜか虎之助は、美園の名前を知っていた。満更でもない美園はそれを不思議に思わなかった。
この話は、あっという間に女子社員の間に広がり、ほとんどパニック状態。その女性が眼鏡をかけていた、となると、賄いのオバサンの眼鏡を取り上げる始末。が、人事部はここでショムニに話をぶち壊されてはならじと、たった1日で全社の棚卸しを命じ、「ショムニ封じ」を画策する。しかも、秘書課はまたもや、花嫁探し情報をショムニに流していない。むかつきまくる千夏たち。