「会わせたい人がいる」と、士郎(田村正和)が優(飯島直子)に連れてこられたのはたまちゃん(森山良子)のアパートだった。久しぶりの再会。しかし、たまちゃんから「友達でいよう」と言われ落ち込む士郎は、その日を境に変わってしまった。
和男(石塚英彦)に蕎麦を打たせたり、まこと(広末涼子)と店を継がないか、などと持ち掛けたりヤケ気味状態。店先で、ウロウロしていたヒデちゃん(塚本高史)には「まことのことが、まだ好きなら自分の気持ちをぶつけろ」と発言してしまう。そんな言葉に驚きつつ、本当の気持ちを伝えようとするヒデちゃんだが・・・。
そして、士郎の亡き妻の命日。墓参りに行く士郎だったが、たまちゃんの息子の墓の前で、ある初老の紳士と共にいる彼女を発見。仲良さそうにいるふたりの姿を見て、その紳士がたまちゃんの昔の男だということに気づく・・・。