中国でのアウトソーシングの成果を視察して帰国した東慶商事の社員・神崎島子(観月ありさ)、31歳。所属する総務課に戻ったその島子に、課の仕事を中国に移すとの話が伝わる。東慶商事では、人事部と経理部の業務の50%以上を、人件費の安い中国に移管して結果を出している。会社の経営陣は、総務課の仕事も海外アウトソーシングが可能と判断したようなのだ。
課長・朝比奈国彦(東幹久)の動揺が治まらない中、島子は、部長の富士田弥生(浅野ゆう子)から、成田に行くよう命じられる。中国の人材派遣会社・杭州人材有限公司からやって来る研修生を迎えるためだ。まもなく、空港ロビーに到着した島子は、荷物が見つからずにパニックになっていた若い女性、張琳(タン・ジャースー)がその研修生の一人だと知った。