日本企業として初めて米NASDAQにSPAC上場したA.L.I.テクノロジーズが倒産の瀬戸際にいる。SPAC上場とは、上場する「空箱」と合併する特殊な上場手法。空飛ぶバイクを開発する夢の会社が、無謀な上場で転落するまでを徹底取材した。
円安の源流となった金融緩和。取材を進めていくと、超エリートたちの大喧嘩が始まってしまった。元副総裁や元理事、さらには異次元緩和の「黒幕」まで。喧嘩を見ていると、円安の先行きが見えてきた。
東京は、都市圏人口が世界で最も多い巨大都市だ。日本中から人も経済も呑み込んできた。しかし、オフィス空室率は10年ぶり高水準に迫り、2025年には昼間人口が減少に転じる。それでも自己増殖し続ける、それぞれのデベロッパーの野望を探る。
金融緩和を続けインフレ目標を達成することを強硬に主張する「リフレ派」はネットを中心に一大勢力となっている。とりわけユーチューバーの高橋洋一氏の存在が大きい。「定量分析」と称していいかげんなデータ分析の結果を流布しているのではないか、直撃した。
業界2位ゴーゴーカレー創業者が、上場している日本製麻の株を大量取得し社長に就任した。わずか4か月後、彼は突如として解任されインサイダー取引疑惑まで持ち上がった。何が起こったのか。内紛劇を取材すると、予想外の構図が浮かび上がった。
ゴーゴーカレー創業者のインサイダー取引疑惑。何が起こったのか。関係者を取材して見えてきたのは日本の株式市場全体の大きな課題だった。
首都圏の新築マンションの平均価格は1.4億円を超えた(23年3月)。マンション価格はこのまま高騰し続けるのか?それとも、ついに下落するのか?様々なデータとマンションデベロッパーへの取材を基に、24年の相場を予測する。
2023年の日経平均株価は33年ぶりの高値で盛り上がりました。2024年のマーケットはどうなるのか?強気から弱気まで、マーケットのプロに注目の銘柄を聞きました。
日経平均株価はバブル後最高値を更新し、お祭り状態。しかし、投資のプロたちは大焦りだったようだ。この1ヶ月、プロがどう動いたのか?取材すると、そこには投資のヒントがたくさんあった。
2月8日、第一生命は福利厚生代行のベネフィット・ワン株へのTOB(株式公開買い付け)を始めた。なぜ、あの保守的な第一生命が「同意なき買収」を実施したのか。CFOにインタビューすると、深い狙いが見えてきました。
新NISAの超定番商品「オルカン」。しかし、オルカンだけやっていてはダメだという投資のプロも多い。「オルカン vs. 非オルカン」。神学論争を取材していると、素晴らしい投資法が次々と飛び出しました。
ベンチャー界の大御所、朝倉祐介氏が上場会社セプテーニの社外取締役を辞任した。株主総会前日の不可解な辞任だった。同社では、社長による不適切な経費使用も発覚。その社長は退任している。「何かが起こっている」。憶測が飛び交う中、朝倉氏が突如としてSNSに元社長とのツーショットを投稿した。謎すぎる写真の裏側とは?
日銀で、あからさまな「リフレ派外し」が進んでいる。金融緩和を推し進め、「超円安」をつくってきたリフレ派が、政策決定メンバーから姿を消しているのだ。植田日銀の本質は「口ではハト派、行動はタカ派」。円安を無視しているように見えるが、実は利上げへの布石を打っているのだ。金融政策の中枢、政策決定会合の勢力を取材すると、面白いことが分かった。
とある上場企業を巡る買収合戦が関係者の強い関心を集めている。主役はローランドDG。聞きなれないこの会社が注目されたのは、プリンターを共同開発してきた、いわば身内のブラザー工業から突如「同意なき買収」を提案されたからだ。ローランドは提案を拒否。事態は米投資ファンドを巻き込んだ泥沼の争いに発展していった。
「嘘を隠すには、もっと⼤きな嘘が必要になる」。不気味な引用文で始まるそのレポートは、レーザーテックの不正会計疑惑を指摘した。AI半導体に欠かせない検査装置を世界で唯一開発、日本のヒーローになった同社を、空売り投資家が刺したのだ。取締役へのインタビューや、疑惑の舞台の現地取材を交え、真相を探ってみた。
サイバー攻撃により、ニコニコ動画(運営ドワンゴ)などの主要サービスが停止しているKADOKAWA。その裏で進む、悪質なハッカーによる金銭要求と、流出データを人質にした強迫行為に関わる秘密資料を入手。その実情をレポートする。
株価を上げろ、利益を増やせ、投資をしろ。「アクティビスト」とも称される物言う株主が、個人に広がっている。低バリュエーションのキラキラベンチャー企業の社外取締役は戦々恐々…。個人アクティビストたちが、本当に企業を変えるのか取材した。
「すべての取締役が退任する必要がある」。東証から異例の指摘を受けた末に上場廃止となったアルデプロ。再開発の「裏方」とも言える会社で、古ビルを購入し、入居者の権利を調整して大手デベロッパーに売却する。美しい高層ビルが次々と建つ東京の裏側で何が起こっているのか。社長インタビューも交え真相を探った。
サマンサタバサが6月末、業績不振に窮し上場廃止になった。平成を代表するブランドとして19年前に上場した同社だが、当時の時価総額の98%を失った末の退場劇だった。そのサマンサを買い取ったのは紳士服のコナカ。イメージがかけ離れた親会社が再建を担う。アンバランスな「親子」にサマンサ復活の道筋を取材した。