日本中が歓喜した小惑星探査機「はやぶさ2」の地球への帰還。その長い旅路の裏側で、日本の宇宙開発の未来を占う、もうひとつの挑戦が進められていた。それは、27年ぶりの新型ロケット「H3」の開発。開発者は言う。「エンジン開発には魔物が潜む」と。H3ロケットに搭載される新型エンジンの開発過程に“魔物“は現れるのか。独占取材映像をふんだんに交え、魔物の影と、そして総開発費1900億円の重圧と戦う開発者たちの姿に迫った。