参勤交代要員として薩摩藩を訪ねる久太郎。屋敷内では、大勢の男たちが忙しなく準備している。心残りなのは、タエに預けている玉之丞だった。 その頃、新垣藩藩士が久太郎の長屋に現れ、抗うタエから無理矢理玉之丞を奪っていく。隣に住む小助は、事情を教えるため、さかやき中の久太郎の元へ。 玉之丞の奪還の為、久太郎はひた走るのであった―。