気合の入った声をあげ、木刀を振る久太郎。玉之丞は若菜から差し入れてもらった大好物の「どにゃつぼう」を食べている。久太郎は玉之丞に「もう一度、藩仕えの武士としての仕事を探そうと思う。」とつぶやく。一方、加賀屋では与左衛門のもとに石渡と八五郎がやってきた。動揺する佐吉を怪しく思った石渡は、「玉之丞そっくりな猫を見たという目撃証言があった。」と佐吉にカマをかける。表通りには、求人募集の立て札を真剣に見ている久太郎の姿が。そこに以前、久太郎に喧嘩を売りコテンパンにされた武士、橘と竹下が偶然やってくる。2人に促され、人気のない町外れに連れて行かれる久太郎。対峙する久太郎と橘、竹下。そしてそこに因縁の相手、内藤までもがやってきた…。