夏休みも半ばを過ぎたある日、引越しを控える紗季のところに夏美から「4人で旅行に行こう」と電話がかかってくる。 さっそく行き先を話し合う夏海たち。国内や海外など思いつくところを挙げるが、なかなか話がまとまらない。そんな中、夏海が「紗季の引越し先を見てみたい」と言い出す。東京に行くことを賛成する優香たちだったが、紗季の引越し先は、優香たちのイメージするところとは違い、東京のはるか南にある、島だった。 行き先も決まり旅行の日まで準備を進める4人。節約のため、島にはフェリーで行くことに。 そして、旅行当日の朝、下田を出発し、東京の竹芝桟橋からフェリーに乗り込んだ4人は、フェリー内を探索したり、寝室で話したりと修学旅行のような騒ぎになる。船旅を楽しむ4人だったが、その翌朝、夏海がデッキに出ると、紗季が憂鬱そうにしていた。夏海が話を聞くと、自分に言い聞かせるように、転校は親が決めたことだから仕方ないという紗季。そんな紗季を見て、夏海は紗季の両親に紗季だけ下田に残すようお願いすると言い出して・・・ 島につきさっそく海に飛び込む優香。しかし、足がつってしまい、おぼれそうになる。そこを、通りかかった夏海らと同い年くらいの子に助けられるが、紗季たちがお礼を言おうとすると、その子は「これだから本土もんは・・・」と言って去っていってしまった。 いきなりのご挨拶に困惑する紗季たちで・・・・・