高校入学式当日。受験した学校に全て落ち、2次募集でなんとか合格した私立美南学園に向かう、ごく平凡な高校生・池田龍馬(細田佳央太)のかたわらで、その通学路では女子高生をはじめ、会社員らしき女性やおばあさんまで、多くの女性たちが何やら色めき立っていた。その視線の先には、爽やかイケメン・一ノ瀬塁(内藤秀一郎)や和製イケメン・神宮源二郎(水沢林太郎)、はつらつイケメン・宇治原修(藤枝喜輝)、可愛い系イケメン・若林拓実(藤原大祐)など、眩しいほどのイケメンたちの姿が! そんな異様な光景にも気づくことなく学校に向かう龍馬だったが、入学式で初めて衝撃の事実を知る…そう、美南学園はイケメンだらけの名門校だったのだ!
イケメンばかりが通う美南学園――イケメン高校生たちにとって同級生は皆ライバル。日々切磋琢磨して美を追求し続けていた。そんな中、体育館でバスケットボールをしていた一ノ瀬塁(内藤秀一郎)が女生徒たちに頼まれて記念写真を撮っていると、そこへ土屋志遠(鈴木志遠)がやって来る。一ノ瀬も土屋も180cmを超える高身長イケメン同士なのだが、股下100cmの一ノ瀬にだけにスポンサーが付いていることに納得がいかない土屋は、その“股下スポンサー”をかけて股下の長さで勝負を挑んできたのだ。 騒ぎを聞きつけてやってきた絶対的イケメンエース・柳一星(宮世琉弥)が勝負の行方を見届ける中、一ノ瀬の提案である方法で勝負を決めることに。いざ勝負が始まり、全力で挑んでいた土屋だったが、柳が放ったあるひと言をきっかけに突然卑怯な技を繰り出す。それでも笑顔で受け入れる一ノ瀬は、いざ自分の番になると誰もが予想だにしなかった技を披露して…! はたして、この勝負の行方は…!?
選抜イケメン大会に向けて選抜メンバー候補20名が発表され、柳一星(宮世琉弥)をはじめ、若林拓実(藤原大祐)、神宮源二郎(水沢林太郎)、一ノ瀬塁(内藤秀一郎)、宇治原修(藤枝喜輝)などイケメンたちが続々と名前を呼ばれる中、まさかの平凡高校生・池田龍馬(細田佳央太)も選ばれ…! 状況が理解できないまま選抜候補者の証であるバッジを受け取る龍馬を、選抜候補から漏れたイケメンたちが睨む中、ひと際悔しがる野上(田中偉登)の姿があった。辞退してバッジをよこせと龍馬に詰め寄る野上に、自分自身も選ばれたことに疑問を抱いていた龍馬は素直にバッジを渡そうとするが、止めに入った若林から、もし選抜候補を辞退すると退学しなければならないことを知らされる。
美南学園に転校生として藤堂凛音(木村慧人)がやってくる。凛音は韓国育ちの日本人高校生で、メイクを施したその顔はまるで韓流イケメン! 強敵の出現に、若林拓実(藤原大祐)や一ノ瀬塁(内藤秀一郎)、宇治原修(藤枝喜輝)ら選抜イケメン候補は戦々恐々! そこで、人のいい池田龍馬(細田佳央太)を言いくるめて凛音に近づかせて弱点を探ることにする。が、知れば知るほど凛音はただ美しいだけではなく、イケメンという武器を最大限に使って自分の魅せ方を知る上に、さらに周囲を楽しませる最強のイケメンだということがわかる。 一方、剣道の良さを広めることに真面目に取り組む神宮源二郎(水沢林太郎)は、剣道披露会を計画していた。が、そのチラシも辛気臭ければ、練習する姿も地味で、最初こそ神宮の写真を撮りに来ていた女生徒たちも去ってしまう始末。それでも一人黙々と練習する神宮のもとへ凛音がやってくる。
美南学園に転校してきた韓国育ちの日本人高校生・藤堂凛音(木村慧人)は、最強の韓流イケメンとして選抜イケメン候補生達を脅かす存在に…。そこで、イケセン候補生達は風間コーチ(速水もこみち)に頼み込んで特訓を受ける。しかし、このままでは韓流イケメンに勝てないと感じた若林拓実(藤原大祐)、宇治原修(藤枝喜輝)、夏井元之介(元之介)は、オリジナルゲームでさらなる強化をはかることに。そのゲームとは、「あっち向いてホイ!こっち向いて胸キュン!対決」--相手が胸キュンするようなシチュエーションと甘いセリフで、女子を振り向かせた人が勝ちというゲームに、3者3様のモテテクニックを駆使して挑む。キュンキュンする甘いセリフとシチュエーションで、見事No.1の座を手にするのは一体誰なのか…?!
選抜イケメン大会に向けて美南学園にテレビの取材が入り、優勝候補として紹介される。世間の注目が高まったことでイケセン候補者たちは調子に乗るが、エースイケメン・柳一星(宮世琉弥)はそんな浮かれるイケセン候補者たちに「自分は何としてでも全国にいくんだ」と喝を入れて、スパルタ特訓を強いる。柳の特訓はどんどんハードになっていき、ついていけないイケセン候補者たちは我慢の限界! やがて柳は孤立していくことに。ひとり躍起になっていた柳だったが、そんな中、暴力事件に巻き込まれてしまい、美南学園はイケセン出場停止の大ピンチに!?実はその背景には桜井カンナ(遠藤さくら)が関係していた!? 龍馬(細田佳央太)も知らなかったカンナと柳の秘密が明かされる!!
SNSで暴力事件が拡散されてしまい、柳一星(宮世琉弥)は言い訳もせず退学届けを出して美南学園を去ってしまう。風間勇気コーチ(速水もこみち)から柳を連れ戻すミッションを課せられた池田龍馬(細田佳央太)は、桜井カンナ(遠藤さくら)を頼ってなんとか柳に会うことができるも、「イケメンを放棄する」と告げられ、説得もできずに門前払いを食らってしまう。イケメンを放棄した柳は、以前とはまったく違う姿となり…。 一方、柳と仲間割れを起こしていたイケセン候補者たちは、柳がいなくとも全国に行ってみせると意気込むが、風間コーチから学園内に隠されているイケメンに必要な“イケメンの素”を見つけられなければ全国行きは無理だと告げられる。がむしゃらに探すイケセン候補者たちだったが、どこを探しても見つからず…。 風間の言う“イケメンの素”とは一体何なのか? そして、柳はこのままイケメンを放棄して美南学園に戻らないのか!?
選抜イケメン大会に出場する代表メンバー5名が決まる期日が2週間後に迫り、イケセン候補者たちに一層気合いが入る中、学園内で若林拓実(藤原大祐)が階段から転げ落ちる事件が発生! 眼帯に車いすという痛々しい姿で現れた若林は、イケセン候補者たちの中の誰かから突き落とされたと訴える。海老名晴子校長(秋山菜津子)は面武両道の精神に反すると激怒し、犯人が見つからない限り大会への出場は取りやめると言い出す。イケセン候補者の中に人を傷つける人がいると思えない池田龍馬(細田佳央太)だったが、若林は自分が情報通でいろいろな人の秘密を知っていたために実は恨まれていたと涙ながらに告白する。やがて、イケセン候補者たちは互いを犯人だと疑い始め、罪をなすりつけ合い、大ゲンカに発展! 一方、桜井カンナ(遠藤さくら)が他校の男子と会うと聞き、龍馬と柳一星(宮世琉弥)は動揺する。新たなライバルが出現し、三角関係に急展開か…!?
若林拓実(藤原大祐)が学園内の階段で転げ落ちる事件が発生!若林がイケセン候補者の中の誰かに突き落とされたと訴えたことで、池田龍馬(細田佳央太)は自称“イケメン刑事”に扮して捜査を開始。そして龍馬に頼まれた桜井カンナ(遠藤さくら)も、“可愛すぎる刑事”に扮して協力する。たまたま居合わせた神宮源二郎(水沢林太郎)、龍馬の応援で駆けつけた吉岡凌(高崎凌)も加わり、4人で捜査をすることに--。カンナの聞き込みにより、ある一人のイケセン候補者が事件現場から慌てて逃げていったという目撃証言を得る。そこで事情聴取を行うも犯行を否定する容疑者だったが、のちに吉岡が見つけたある物的証拠から事態は急転し、衝撃の事実が発覚する…!
選抜イケメン大会最終選抜メンバー決定まであと5日に迫り、ラストスパートをかけるイケセン候補者たちはやる気に満ちていた。そんな中、柳一星(宮世琉弥)が桜井カンナ(遠藤さくら)に告白する場面を目撃してしまった池田龍馬(細田佳央太)は自分に勝ち目はないと落ち込む。ライバルと認め合っていた龍馬が何も行動を起こさないことに苛立つ柳は、龍馬に果たし状を突き付ける。そして2人は何故かボクシングのリングの上で対峙することになるのだった。柳は「負けた方がカンちゃんを諦める。いいな?」と龍馬をたきつけ、ゴングが鳴り試合開始。柳が本気で向かう一方、龍馬は柳の顔を殴ることに躊躇してしまい…。騒動を聞きつけたイケセン候補者たちが2人の勝負を見守る中、はたして勝負の行方は!? 勝負の末、意を決した龍馬はある行動を起こすことに――!