葉月蓮介(木村拓哉)は「多くの人にいい家具を提供したい」という思いを強く抱き家具店を始め、一代で業界NO.1に躍り出ようかという勢いのインテリア専門店『レゴリス』を築き上げた。 蓮介が次なるターゲットとしたのが中国、上海。『レゴリス』上海第一号店開店を目前に控え、蓮介は上海に向かう。上海では一号店開店により閉鎖を迫られる工場で働く中国人たちが建設反対を訴え、座り込みを断行していた。 そのころ、蓮介とは学生時代からの知り合いで、インテリアデザイナーの二宮真絵美(篠原涼子)は『レゴリス』一号店で内装の追い込み作業に入っていた。蓮介に信頼を置かれている真絵美は、唯一彼に意見できる存在。下見に来た蓮介は、真絵美に内装のやり直しを命じる。予想以上の中国人の反発を抑えるため、内装の印象も変更したいというのだ。オープン間近にもかかわらず、最後まで蓮介は妥協を許さない。葉月蓮介とはそういう男…。
葉月蓮介(木村拓哉)は、中国側の反発を押さえ込み、無事『レゴリス』上海一号店を開店させた。『レゴリス』のイメージキャラクターとなったリュウ・シュウメイ(リン・チーリン)は来日するが、ホテルでの寂しい1人暮らしが続く。上海での開店以来、蓮介ともほとんど会っていなかった。シュウメイは、日本で暮らしているはずの父親を探しに行く事を決意する。 見知らぬ町をさまようシュウメイは、迷子になってしまった。蓮介は、二宮真絵美(篠原涼子)にシュウメイを迎えに行って欲しいと頼む。シュウメイを見つけた真絵美は、かつて通っていた中国料理屋へ連れていく。すると、その店が気に入ったシュウメイは常連客、丸山鉄二(竹中直人)の勧めで、そこに住むことに。マスターの時田良三(温水洋一)も承諾する。蓮介は、真絵美が責任を取るのならと承諾。
葉月蓮介(木村拓哉)は、外資系ホテルのインテリア・コンペを勝ち取り、二宮真絵美(篠原涼子)と専属デザイナー契約を結ぶ。さらに、蓮介はリュウ・シュウメイ(リン・チーリン)をイメージキャラクターとする『レゴリス』の新プロジェクトの責任者としても真絵美を抜擢。これには真絵美自身も、これまで新プロジェクトを企画してきた社員たちも反対するのだが、蓮介は聞く耳を持たなかった。 早速、真絵美は前原継男(濱田岳)、安斎リナ(満島ひかり)らとシュウメイのポスター撮影を手がける。その時、真絵美はシュウメイが、今まで以上に仕事に前向きになったことを感じた。実は、シュウメイには蓮介に対してある思惑が芽生えていた。それは蓮介への復讐心。蔡風見(松田翔太)は、シュウメイからその思惑を聞きだす。 また、蓮介に急接近するシュウメイに大貫柚月(北川景子)は、ますます焦り出した。柚月は、シュウメイとのキスを写真に撮ったが、返して欲しければと蓮介をデートに誘う。そのデートで、柚月は蓮介に自分と結婚した場合のメリットを告げるのだが…。
葉月蓮介(木村拓哉)と蔡風見(松田翔太)は『レゴリス』社員に新しい製品開発プラン“恋するレゴリス”を発表。このプランの実行にあたっては、徹底した経費削減のために、古くからの取引先を変えることも辞さないと告げる。意を唱える者もいるのだが、蓮介は情に動かされては経営など出来ないと冷徹に切り捨てた。 しかし、新プランは思わぬところで頓挫しようとしていた。イメージキャラクターのリュウ・シュウメイ(リン・チーリン)がポスター撮影に出てこないのだ。二宮真絵美(篠原涼子)から事情を聞いた蓮介は、シュウメイが現場に来ないのなら代役を立てろと言い放つ。 そんな蓮介に社員の嶺岡康之(川平慈英)が辞表を提出。蓮介と守秘義務契約を交わさなかった嶺岡は『マストポール』社長の大貫照源(長塚京三)と通じていたのだ。その動きを知っていた柚月(北川景子)は、蓮介に忠告しようとするが無視されてしまう。蓮介の心がどうしても自分に向かないと怒った柚月は、照源に『マストポール』のモデルになると告げた。 『レゴリス』のプランを先取りしようと暗躍する照源。仕事に出てこないシュウメイを説得しようとする真絵美。そして、蓮介は…。
ストーリー 葉月蓮介(木村拓哉)は、リュウ・シュウメイ(リン・チーリン)にプロポーズするも、『レゴリス』が販売する家具で事故が発生してしまい、その対応に追われることになった。蓮介は、事故で怪我をした子供を見舞うのだが、両親は訴訟も辞さない構え。 そんな中、蓮介の母、みち代(倍賞美津子)がやって来る。蓮介に代わって出迎えたのは二宮真絵美(篠原涼子)。真絵美は、蓮介がシュウメイを紹介するためにみち代を呼んだことを悟る。 調査の結果、事故を起こした椅子は、上海工場で製造されたものと判明。蓮介は、工場の責任者、雉畑藤吾(渡辺いっけい)に説明を求める。社員たちは、雉畑だけに責任を問うのはどうかと疑問を持つのだが、蓮介の追及は厳しい。そんな蓮介を1人にしないで欲しいと真絵美は風見蔡(松田翔太)に頼むのだが…。 その夜、雉畑が蓮介の社長室に辞表を持って訪ねて来た。他の社員たちの前では厳しくしていても、雉畑を信頼していた蓮介は引きとめようとする。だが、雉畑は事故の帳尻を合わすためには自分が辞めるほかはないと、社長室を後にした。
自社モデルとのスキャンダル、製品の事故…。そして、上海工場の不当労働までもが表面化することで『レゴリス』社長、葉月蓮介(木村拓哉)は窮地に立たされる。しかも、側近の蔡風見(松田翔太)はライバル会社『マストポール』の社長、大貫照源(長塚京三)と裏で手を結び、『レゴリス』幹部も味方につけ、蓮介を失脚させようとしていたのだ。蓮介が風見の思惑に気づいた時は、手遅れだった。 風見は手はずどおり、定例会議で蓮介の解任動議を提案。反対する幹部はなく、新社長に風見が推挙される。抵抗するかに思われた蓮介だが、取締役会に諮られるまでもなく、あっさりと社長の座を退き、心配する二宮真絵美(篠原涼子)に礼を述べて会社から去って行った。