福岡競艇場での一般戦優勝戦の1周1マーク。福岡特有のうねりに遭い、落水して左手に大怪我を負ってしまった憲二。運び込まれた先の病院で淡々と話す医師に不安を覚えたが、手術は成功する。しかし、その夜から痛みと事故のショック、選手復帰への不安が憲二を襲った。そして憲二の頭の中には「競艇なんかやめてやる!」という言葉が響いていた。