波多野憲二や岸本寛ら東京支部に後輩が入って来た。今節がデビューだと言うのに、沖田はいきなり2連勝という驚異の新人ぶりだ。一方、波多野はワーストモーターに手こずり、4日間の短期開催ということで急いでペラを仕上げることに集中していた。ペラ修正室で声をかけた沖田に返事もしない波多野に沖田は(この態度はライバルと認めたということか)と考えた。そしてこの2人が出走する第6レース。スタートで沖田が先行するも、あっさり波多野が1着をとった。しかし波多野は次のレースのためにまたペラ小屋に籠るのだった。そんな波多野について岸本が「集中している波多野君は声をかけても気がつかない」と沖田たちに話す。SGレーサーの凄さを目の当たりにして、沖田は波多野の背中に向かって頭を下げるのだった。