全日本選手権、予選最終日のレースを1着で終えた憲二は準優にコマを進めた。レース後、第6レースに出走する和久井と控え室を覗くと、レース直前にもかかわらず犬飼が寝ていた。「この人、やる気あるのか?」と思っていた憲二だったが、浜岡にそのことを話すと「それは犬飼さんの調整が完璧に仕上がったからだ」と言う。そして迎えた第6レース、犬飼はまさに1着で準優出をものにした。その夜、宿舎のサウナで居合わせた犬飼から「明日はお前に絶対負けん!」と言われて当惑する憲二だったが…。