天才棋士・彰一(中村獅童)を父に持つ飛鳥(のん)。 母・桂子(奥貫薫)と三人で仲睦まじく暮らしていたが、やがて彰一は「勝利」への執着に囚われ、家族を捨てて家を出て行ってしまう。 それから23年。桂子は病に倒れ、飛鳥は貧困のなかで孤独に生きていた。 そんな彼女の目に映ったのは、将棋界で華々しく活躍する父・彰一の姿。 捨てられた過去、叶わなかった日常、募る憎しみ――。 抑えきれない感情が限界を迎えたとき、飛鳥は衝撃の行動に出る――。
A shogi player becomes obsessed with winning and leaves his family. Many years later, his daughter Asuka sees his success and takes drastic action.