安住空間の探求者、本間貴史。一見、駅のような風貌の長い家を身体機能の変化に対応する家に大変身させた。依頼者の母親の膝にあわせた、常に住人を思い描く視点の設計には脱帽であった。床がフラットであればバリアーフリーではないという本間の持論通りあえて段差を使い、必要に応じた補助を受けられるスペースに仕上がったと言えるだろう。