時代の流れにより廃業した銭湯を、生活の場としての家に生まれ変わらせるという課題に挑んだモダニズムの継承者、柴田達志は、銭湯の脱衣所のしかけや、床敷きなどの素材を既存しつつ生活スペースとして、うまく調和させた。以前の雰囲気を残すことにより、安心感と安らぎを与えた。