信念も物事も“曲げられない女”=早紀(菅野美穂)は、正登(塚本高史)のプロポーズを断り、会社も辞め、いまやどん底に落ちかけていた。さらに新潟で入院中の母(朝加真由美)の容態が急変してしまう。高校教師である母は「学校に行く」と言い張って倒れていた。今度無理をしたら命の保証はない。しかし母は断固として耳を貸さず、制止しようとする早紀の前で再び倒れてしまう。 ついに早紀は母を最後の教壇に立たせてやろうと決意し、東京から駆けつけた璃子(永作博美)と光輝(谷原章介)の手を借りて母を病室から連れ出す。が、あと一歩のところで、早紀は教室に入ろうとする母を止めた――。 いったい、早紀はどうしたのか? ともに“曲げられない”母と娘の思いとは――?