ネクタイが気に入らないので変えろだなどと、わがままでごう慢なゴウ(唐沢寿明)に愛想が尽きたアユム(反町隆史)は、単独で横領犯を探すことにした。ゴウはパソコンが使えなかったのだが、アユムは、そこにアドバンテージがあると考えたのだ。アユムは早速、横領事件が発生した当日のデータを調べた。すると、リリ(伊東美咲)が一人で残業していたことが分かった。アユムはリリの尾行を始めた。役員の現金封筒をじっと見詰めるなど、確かに不審な行動をとる。アユムは自信を深めた。一方、ゴウは給料アップをエサにミヤビ(西田尚美)を仲間に引き込んだ。ミヤビにしてみれば、憧れのアユムの側にいられるのが狙いであったが、ゴウはまた自分の魅力と勘違いしている。さらにアミ(高橋ひとみ)にも同様に粉をかけたが、「男はウンザリなんだよね。振り回されたし。男もお金も要らない」とあっさりと断られてしまった。また、ゴウに取り込まれたサダ(りょう)は、秘書の結束を解体する作戦を着々と遂行していた。専務夫人の料理会で、シズク(木村佳乃)とキイコ(小雪)を名指しで「この二人は食べません」と指摘したりするのだった。