骨董商・春峯堂の主人(澤村藤十郎)は、美術館長・永井(角野卓造)と共に骨董品の贋作であくどく荒稼ぎをしていた。しかし陶芸家・川北百漢(夢路いとし)にそれを暴露されそうになり、物盗りの犯行に見せかけて射殺する。そして古畑の捜査の手が伸び、怖気づいて自首しようとする永井をも、春峯堂は殺害する。