進藤(江口洋介)が救命センターに乱入してきた男によって右手を負傷した。進藤に頼っていた小田切(渡辺いっけい)は不安になるが、進藤はデスクワークでフォーローすると言い、城島(谷原章介)も「医者は進藤先生だけじゃない」と言い切る。 一方ゆき(須藤理彩)は、来る日も来る日も命と向き合わなければならない救命の現場で、どんどん死に対して悲しむ感情を無くしている自分に悩みはじめていた。ナースキャップをはめることもしないゆきのそんな心境を、静かに見守る進藤。 ゆきは遂にナースを辞める決意で病院を後にするのだが、去ろうとする横を通り過ぎていった救急車を見て、たまらずセンターの方に戻ってしまう。初療室では、凍死状態で運ばれた患者の難しい治療を片手でやろうとしている進藤の姿があった。