喘息の発作をおこし、両親に付き添われ運び込まれた少女、永尾萌(井上結菜)。肝臓昏睡で倒れ、昏睡状態で横たわる桂川耕作(櫻庭博道)。そして、チンピラと乱闘騒ぎをおこし、左太股を負傷したプロボクサー坂崎元(青木伸輔)。重い喘息を抱えた永尾萌(井上結菜)。救命センターICU室に、三人の患者が入った。 萌の担当となった、神林(小日向文世)は、いもしない我が子の存在を作りあげ、学校にもいげず友達も作れない萌を励まそうとする。 耕作の担当、たまき(松雪泰子)は、肝臓移植を拒む唯一のドナーである耕作の妻・奈々子(小西美帆)の説得に乗り出す。そして、坂崎を担当することになったと進藤(江口洋介)は、ナースに悪態ばかりつくこの問題児を一担当医として冷静に治療にあたっていた。 だが、ある日のこと、坂崎が萌に神林の子供の話しが嘘であるとバラしてしまった。復帰のメドも立たない坂崎が不自由な現状に苛立ってやってしまったこと・・・。しかし、進藤は坂崎が二度とボクシングをできない体であるとの診断を下していた。