進藤一生(江口洋介)は再び医師として港北医大救命救急センターで治療にあたることになった。だが、医療に対する考え方の違うたまき(松雪泰子)との関係はぎくしゃく、他の医師たちとも上手くいかない。 そんな中、川に転落し重体の男が運ばれてきた。スーツの刺繍から男は田中(井上順)という名字とわかるが、田中は自分のことは何も覚えていないという。何とか家族を探しだそうとする進藤。 だが、たまきは田中が、心臓に病気を持っていることを発見すると、進藤には内緒で、神宮(津嘉山正種)の元、手術を行おうとする。ようやく見つけた田中の妻・恭子(キムラ緑子)から、田中がリストラされたことを聞いた進藤は、田中が生きる気力を失っていること察した。