山崎に三万五千の兵を率いた秀吉(柄本明)は、光秀(坂東三津五郎)の軍勢一万五千を圧倒。近江に逃れようとする光秀を一豊(上川隆也)が追跡。ついに一豊は光秀に対することに。「明智殿、何故ご謀反を……!」一豊が尋ねた時、藪に潜む名も無き者の槍が、光秀の胴を貫いた。「そなたは耐えよ。耐えて生き伸びよ……」という言葉を一豊に残し、光秀落命。一豊は光秀の首を取らずに立去り、山中の寺に隠れていた千代(仲間由紀恵)や寧々(浅野ゆう子)を救出。長浜に戻った千代は、破れた者の運命の悲惨さを知らされる。光秀の妻や娘たちは自刃。細川家に嫁いだ光秀の娘・玉(長谷川京子)は、城を追われ草深い味土野で幽閉されていた。日が流れ、清洲城に織田家遺臣が参集。信長の継嗣を決定するのが眼目である…。