危険なプロトガシャットを利用して、グラファイトが独断で行動を始める。最初のターゲットは衛生省・大臣官房審議官である日向恭太郎。グラファイトが放つバグスターウイルスによって、こともあろうにゲーム病医療を司るトップがその病魔に侵されてしまった! さらに感染拡大を図るグラファイトは、大都会の中心でバグスターウイルスを放つ。一方、命の恩人である恭太郎を助けるため、エグゼイド・宝生永夢は「先生の命は必ず僕が救います」と恭太郎自身に宣言し、グラファイトとの戦いに身を投じていく。グラファイトの出自でもあるゲーム『ドラゴナイトハンターZ』のゲームキャラである漆黒のドラゴンを倒さない限り、ゲーム攻略の道はない。4人プレイが定石のこのゲーム。果たして、天才ゲーマー・Mはひとりだけで攻略することができるのか―――?
狩猟ゲーム『ドラゴナイトハンターZ』の力を手に入れたエグゼイドは、どのライダーよりも先にレベル5の力を手に入れた。しかし、その圧倒的パワーを制御することができず、逆に痛手を負ってしまう。命の恩人である日向恭太郎を助けることに失敗した永夢だったが、恭太郎を感染させたグラファイト討伐のため、もう一度立ち上がるのだった。ところが、その行く手を阻んだのは他でもない恭太郎自身。元医者である恭太郎は「オペはドクター1人で行うものではない」と、チーム医療の大切さを永夢に問いかける。一方、監察医・九条貴利矢は、永夢がどうしてエグゼイドになれたのかという秘密に迫りつつあった。そして、永夢がライダーとしての適合手術を受けていない事実を知る飛彩もまた、永夢への不信感を募らせる。まとまらない4人のライダーたちは、4人プレイのゲーム『ドラゴナイトハンターZ』で、グラファイトを攻略することができるのか―――?
『仮面ライダークロニクル』は正宗の能力によってリセットされてしまった。永夢と同じように人類で初めてのバグスターウイルスに感染した“オリジナル”である正宗の「ハイパームテキさえなければ」という思いが覚醒し、ハイパームテキガシャットが存在する直前の時点まで、ゲームをリセットさせてしまったのだ。一方、パラドがエグゼイド側についたことで、クロニクルで倒すべき敵はグラファイトただ一人になっていた。グラファイトをライバル視し、闘志を燃やすブレイブとスナイプ。だが一方で、クロノスに対抗する手段であるムテキの力を失ったエグゼイドは、ゲムデウスの力をもつグラファイトこそが唯一クロノス攻略の鍵だと考える。ところがグラファイトはライダーたちへの協力を拒んで―――。