大三郎(伊東四朗)が老人ホームの慰問でマジックを披露することになり、家族総出で晴れ舞台を見に行くことに。初舞台の成功を祝う席で、千代子(野際陽子)は、三味線の発表会に真琴(江角マキコ)を誘うが、沖縄に1人旅に出かけるので見に行けないと断られてしまう。千代子は、真琴が独身時代に暮らしていたマンションに時々泊まっていたり、「1人の時間」を大切にしたいという感覚が全く理解できない。三四郎(沢村一樹)は、自分が犠牲になっているとは感じていないようなのだが…。一方、真琴は義姉の小百合(浅田美代子)から、真琴の会社の経理担当・鍋島誠一郎(半海一晃)を紹介してほしいと頼まれるが、妥協して見つけた相手と再婚なんかするより、自分1人の時間を輝かせたらどうかと答える。真琴なりの励ましのつもりだったが、小百合は激しくショックを受け、ふさぎこんでしまう。そして、沖縄へ出発の朝、三四郎の体調が悪そうなのが気になった真琴だが、三四郎に大丈夫だからと送り出され、旅立つ。だがその晩、三四郎が急性胃腸炎で倒れて運ばれ、翌朝、愛犬のラキまで様子がおかしいという。急遽、帰ろうとする真琴だが、台風の影響で飛行機が全便欠航で帰る術がなく…。