昭儀チャン氏の息子、昀王子に元子の称号を与えよとの王命が下った。 昭儀の息子を元子にするなど絶対に認めないという老論だったが、粛宗の固い意志の前にはどうすることもできなかった。 それを聞き、息子を産むという希望を持っていた中殿は、粛宗が自分を待ってくれなかったことを寂しく思う。 だが、元子が決まったからには今後、決して王子を産んではならないと自分に言い聞かせるのだった。