テレビ局の局員・須貝修一(神保悟志)が真夜中の局内で殺された。頭部には殴られた痕があり、これが死因なのは間違いないが、凶器が何なのか、どこで殴られたのかも不明だ…。さっそく都市伝説オタクの美人刑事・音無月子(長澤まさみ)は事件発生現場へ。そこで、テレビのモニターを見た月子は、被害者が最後に見ていた映像を目撃。その瞬間、嬉々として目を輝かせる。月子が見たものは…東京タワーと東京スカイツリー! 東京タワーはもともと墓地があった場所に建てられたため、墓地に眠る死者の霊に脚を引っ張られ、毎年少しずつ傾いている…という都市伝説もある都内有数のミステリースポット。さらに現在、近々スカイツリーがオープンすることによって、東京の結界が崩れる!…との噂も、まことしやかに囁かれているのだ。 「この事件、東京タワーとスカイツリーの都市伝説が絡んでいるかも」 月子は上司の丹内市生(竹中直人)らとともに、被害者の妻・須貝佐代子(遠藤久美子)や、被害者の弟で同じテレビ局に勤めている須貝博幸(長谷川朝晴)ら関係者の話を聞きに行くことに。すると佐代子から、東京タワーに関する都市伝説の話が飛び出した! 真夜中に東京タワーの灯りが消えるのを一緒に見つめたカップルは、永遠の幸せを得られる――実はこの都市伝説が、須貝の口説き文句だったというのだ。須貝はこの口説き文句を濫用し、多くの女性を騙したため、東京タワーの下に眠る人たちの怒りを買ったのでは…!? そう考えた月子は鑑識課員・勝浦洋人(溝端淳平)を連れて、再び事件現場とスカイツリーへ向かうのだが…。