かつて石炭の積み出し港だった室蘭港を望む、坂の上の古民家。石炭会社の役員用の社宅として建てられた。縦長の窓は、フランク・ロイド・ライトの弟子で北海道で活躍した田上義也の影響。その隣にはかわいい丸窓も。カフェを持つことが夢だった店主が、50年住んだ石炭会社社員の娘から買い取り、オープンした。「新たなエネルギーが建物に宿った」と感じ、毎週通っている。名物は道産小麦のおいしさを生かした、おしりパン。