この宇宙には地球のような高度文明が存在してもおかしくないのに、見つからないのはなぜか?長年の謎に挑む科学者たち。地球外知的生命を探索する最新研究に迫る。 「宇宙人はいるはずなのに見つからない」=“フェルミのパラドックス”と呼ばれる難題に今も挑む科学者たち。その挑戦を追う▽正体不明の飛翔体の存在を認めたアメリカは未確認空中現象の調査を開始。著名な天文学者も大規模探索プロジェクトに乗り出した▽太陽系の外から飛来した天体「オウムアムア」の奇妙なふるまい。これは宇宙人の乗り物?▽宇宙人が人間の想像を絶する文明を持つ可能性も。どう探索すればいい?
2023年、世界人口は初めて80億を超えた。人類はなぜここまで大繁栄できたのか?そこには、太古の時代から刻まれた人類の“特別な本質”が関わっていた。 今世紀中に100億人を突破すると予測されているわたしたち人類。言語や道具を用い、高度な文明を築き上げてきた。しかし、繁栄の理由はそれだけではない。実は、文字が生まれるよりはるか前に、現在の繁栄に通じる出来事があったことが、科学的アプローチによって浮かび上がってきた。「ヒト」という生物を改めて見つめ直し、人類繁栄の秘密に迫る。
目や感覚をだます錯覚現象の数々。「なぜ錯覚は起きるのか?」研究の先に、人間、そして私たちを取り囲む世界の正体が見えてくる。錯覚を自在に操る先の未来とは? 「錯覚」それは、見た物が実際と違うように見えたり、無いはずの物をあると感じたり、何か感覚に異常が起きたように感じるもの。しかし、研究者は語る「見た物が正しく見えることの方が不思議なのだ」と。そもそも私たちの脳は、どうやって世界を感じているのか?錯覚という現象を知れば知るほど、人間とそれを取り囲む世界の正体が見えてくる。そして錯覚を自在に操った先に待つ未来とは?
「丸く弧を描く青い地球と漆黒の空。」まるで宇宙にいるかのような光景を体験できるのが、気球で行く成層圏飛行だ。国内初!高度20km到達の裏側に迫る。 「宇宙の入り口」という新たなフロンティアへの手段として注目を集めている「気球」。2024年、日本のベンチャー企業が、国内で初めて高度20kmの成層圏有人飛行を成功させた。大型気球、気密性のキャビン、上空の風を読むシミュレーターなど、成層圏飛行に欠かせない技術を独自で開発。「宇宙をすべての人に開かれたものに」を合言葉に挑んだその道のりとは?
永遠の輝きを放つ「金」。しかし近い将来、採掘可能な金は枯渇するとも言われている。新たな鉱脈はどこにあるのか、ベテランハンターと最新テクノロジーの挑戦に迫る。 番組の舞台は、19世紀なかばゴールドラッシュに沸いたオーストラリア。いったん産出量は落ち込んだが、製錬技術の革新などにより20世紀後半から再び生産が増加。現在は世界的な金の産出国だ▽未知の金鉱脈はまだまだ眠っている!?最新テクノロジーを駆使した金の探索に密着▽長年の勘をたよりに新たな金を探り当てるカリスマ鉱物ハンター、その戦略とは▽宇宙での資源探査にも応用!?最先端の鉱物採掘テクノロジーとは。
地球が生み出す磁力、地磁気。40億年の生命の歴史の中で、地磁気の変動は進化のきっかけとなり、時に生物を翻弄してきた。地磁気と生命の知られざる関係に迫る。 渡り鳥や回遊魚が移動するときに頼りにする地磁気。実は、人間の脳も地磁気に反応するという。地球生命は誕生間もない頃から地磁気とともに生きてきた。地磁気は常に一定ではなく、時に南北が逆転したり、方位磁石が指し示す方向が大移動したりと予測不能な動きを繰り返す。その影響は、寒冷化や乾燥化といった地球環境の大きな変化をもたらし、生物の絶滅に絶滅にもつながっていた。
塩は健康の敵か味方か?あらゆる食材に使われ古くからある調味料だが、とりすぎは高血圧、動脈硬化、さらには脳卒中を招く。ヒトと塩との適切な関係を最新科学から探る。 肥満・糖尿病・高血圧・・・「食」の問題が引き起こす病が急増する現代。一体、何をどう食べれば良いのか?その答えを、最新科学と人類700万年の進化から探る「シリーズ食 敵か味方か?」。第2回は「塩」。とり過ぎは、高血圧など生活習慣病の原因とされるが、人類の歴史を紐解くと「塩不足の時代」があったことが判明。ヨーロッパでは、塩をぜんそくや感染症の治療に役立てようという研究も進められている。
舞台は、太平洋の絶海に浮かぶ南大東島。この島の地下に、まだ誰も知らない神秘の巨大水中洞窟が広がっていることが、分かってきた。謎に包まれた、その地下空間は、まさに“日本最後の秘境”。一躍、世界中の探検家たちの注目を集めている。今回NHKは、探検プロジェクトに同行。最新鋭の8Kカメラで、洞窟潜水撮影に挑む。漆黒の闇の中から浮かび上がったのは、息をのむ自然の傑作。地球のダイナミックな営みが見えてくる。