華和家を優しく見守ってきたママ・幸子 (宮崎美子) が息を引き取った。離婚届を突きつけられたまま別れた 大悟 (遠藤憲一) は号泣。四姉妹たちも突然の母の死に放心状態だった。
と、そこに幸子の実父、東堂兵衛 (神山繁) がやって来て、幸子の遺体を故郷の倉敷へ運び、葬儀を東堂家で執り行うと言う。しかし、竹美 (観月ありさ) はこれを一蹴!藤子 (吉瀬美智子) の提案で、兵衛と大悟、藤子、竹美の四人で話し合うことにするが、竹美は通夜と告別式は幸子が33年間暮らしたこの町でやると譲らない。
ほどなく通夜が執り行われ、竹美の元夫、山根 (田中哲司) や 桜子 (貫地谷しほり) の彼、正三郎 (加藤成亮) も参列し、四姉妹は幸子と最後の別れをする。
初七日を終えた華和家は、家族がバラバラになっていた。仕事に復帰した藤子は、母の異変に気付けなかったトラウマから自分の決断に自信をなくし、三女の桜子は大きな荷物を抱え、大悟が引き止めるのも聞かず、家を出て行ってしまった。
そんなある日、末っ子の うめ (川島海荷) は、大学で憧れの先輩、吉安 (勝信) に自分の作品を見てもらえることになるが、辛らつな酷評を受けてしまう。作品を抱えて泣きながら廊下を走っていると、同級生の 坂田 (鎌苅健太) とぶつかり、作品は壊れてしまった。「 おわびにおごるから 」 と、坂田が強引にカラオケへ誘うと、自暴自棄になっていたうめは、誘われるがままについて行ってしまい…。