The match begins. Ippo goes on an all-out offensive, hoping to end this match as soon as possible, but Nao refuses to stay down until he has shown Ippo his new power! Nao makes use of relentless and forceful body blows, pushing Ippo into a corner.
『一歩圧勝』の予想で始まった元同門対決。第1ラウンド。ナオは、一歩の出鼻をくじく先制ラッシュを考えた。だが、ゴングが鳴ったとたん襲い掛かったのは、一歩の方であった。合わせようとしたナオの手をかいくぐった一歩は、右フックから連打の嵐。ロープ際に追い詰められたナオは、防戦一方で、開始30秒にしてダウンを喫してしまった。
カウント6で立ち上がったナオに対し、一歩の猛攻は収まらなかった。クリンチして休みたいナオを無理矢理突き放した一歩は、鬼の形相で畳み掛けるようにパンチをくり出す。客席の青木や木村らは、まるでケンカ腰の一歩をこれまで見たことがなかった。
ナオは、懸命に重いパンチで一歩を脅かした。しかし、2年前よりスピードが一段とアップした一歩に、ナオのパンチは全く当たらない。逆に一歩のパンチを受けたナオは、2度目のダウンをしてしまった。
一歩は、何とか早くナオをKOして、試合を終わらせたかった。だが、自分の2年間の努力と成長を憧れの一歩に知ってもらいたいナオは、懸命に立ち上がる。一歩から学んだ丸まってガードを固める“カメ作戦”を取ったナオは、この回、一歩の猛攻をしのいだ。
第2ラウンド。動きが速い一歩もボディーなら当たると気付いたナオは、八戸会長の指示で、即効性のあるミゾオチパンチを狙った。一歩の固いガードを右手でこじ開けたナオは、ここぞとばかりミゾオチパンチを叩き込んだ。手を使う方法は、噛ませ犬として這い上がってきたナオが覚えたえげつない作戦だったが、呼吸が出来なくなった一歩は、防戦一方。ナオの執拗なボディー攻撃を受けた
Empieza el combate. Ippo toma una ofensiva total, con la esperanza de terminar este partido lo antes posible, ¡pero Nao se niega a permanecer abajo hasta que le muestre a Ippo su nuevo poder! Nao hace uso de golpes corporales implacables y contundentes, empujando a Ippo en una esquina.