アーニーに決め手のカウンターを封じられ、第2ラウンド、2度目のダウンを喫した宮田。残り20秒で立ち上がった宮田は、KOを狙うアーニーの連打を受けるが、ガードをしながら打ち返す。残り1秒でダウンした宮田は、スリップと判定され、何とか命拾いした。 自慢のスピードが消えた宮田は、アーニーのカウンター封じが完璧に近かったことから、打つ手がなくなった。だが、セコンドの父親に励まされた宮田は、最後の最後まであきらめない“生きた拳”で奇跡を起こそうとゴングを待つ。 第3ラウンド。宮田は、まずワンツーとジャブでアーニーの出鼻をくじいた。これを見たアーニーは、宮田がケタ外れの精神力でダメージを抑えていると見て、ボディーを狙う。アーニーの強烈な右フックは、カウンターを躊躇した宮田の腹に突き刺さった。誰もがKOを予想したが、宮田は懸命に踏ん張る。一歩との約束を守るためにも、宮田はここで倒れるわけにはいかないのだ。アーニーは、畳み掛けるように左を放つが、ここで第3ラウンド終了のゴングが鳴った。 次のラウンドで試合が終わると察した宮田は、普通は必ず吐き出す口に含んだ水を飲み込む。この一口の水で、ガス欠の身体にカウンター1発分の気合を補給した宮田は、第4ラウンドのリングに立った。アーニーは、連打で宮田を攻めた。宮田は懸命にガードするが、そのガードの上から強烈なパンチを浴びせるアーニー。リバーブローを食らった宮田は、KO寸前。 その直後、アーニーの左を見た宮田は、ブラッディー・クロスを覚悟しながら、最後の気合で渾身のクロスカウンターを放った。
Name | Type | Role | |
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Kazuyuki Fudeyasu | Writer | ||
Jun Shishido | Director | ||
Takasato Suzuki | Director | Episode Director |