ある日、成績が最近急激に伸びていることをからかわれた翼(佐藤涼平)が蓮(萩原利久)を教室で突き飛ばしてしまう。どうやら翼の学力がアップした理由は、春休みから通っている学習塾にあるらしい。だが、その一方でエスカレートする翼の言動を心配したハガネ(吉瀬美智子)は単身、翼の通う塾に乗り込む。
そこでハガネを待っていたのは、塾長である鷹村(柄本明)だった。独自の教育理念を掲げる鷹村はハガネと真っ正面から対立。さらに、鷹村から学校と塾の二者択一を迫られた翼は塾に留まることを選んでしまい、ハガネはすっかり打ちのめされてしまう。
居酒屋で一人やけ酒をあおるハガネに野村校長(高橋克実)が声をかける。「子供は本気で心配してくれた大人のことは忘れない」。その言葉を聞いて再び気持ちを奮い立たせたハガネは、ある行動に出ようとする。丁度そこへオランダに留学中だった塩田(要潤)が帰国するが……。