ブームが続くパン。これを武器に"新たな経済圏"を作ろうとする人たちがいる。百貨店の地下にオープンしたのは、広大なベーカリーコーナー。パンの力を借りて、新たな客層を誘い込むという。さらに、地下鉄や携帯会社といったパンとは無縁の異業種も、自社店舗の目玉としてパンを売ろうとしている。ベーカリーの出店ラッシュが続く一方、業界の長年の課題となっているのが長時間労働だ。早朝から重労働をしなくても、おいしいパンを全国に届ける方法はないか。立ち上がったのは、カレーパンで地方活性化を目指す起業家。未経験者含む約100人が集まり、全国にカレーパンのネットワークを作ろうと動き出した。