江戸時代、とある大名屋敷で働いている左衛門は、若君である千丸の教育係をしていた。しかし、わがままな若君は、料理の好き嫌いが多く食べようとしない。そんな時、行商をしている紅子に出会い、『舌鼓』を売ってもらう。この鼓の音を聞いた千丸は、どんな料理もおいしく食べられるようになる。しかし……。