紅子は、かつて訪れた温泉旅館「ささめ」のお湯の評判が落ちてしまったことを聞く。旅館の主人・順平は、むかし紅子から買った『肩こり地蔵まんじゅう』の力で、ずっと温泉を守ってきたが、今は腰を痛めて動けない。そこで孫の葵が、自分にも同じものを売ってほしいと頼みこむ。