高級レストランチェーンのオーナー・宮原由美子が、登山中に事故死した。彼女が生前に書き残していた手紙によって、現場出身の若手社員・黒崎(西村和彦)が新オーナーに抜擢されるが、周囲の証言から由美子が生前「黒崎は何を企んでいるか分からない。絶対に信用するな」と漏らしていたことが分かる。鎌倉(山下真司)たちは、黒崎に疑いの目を向けるが、残された手紙は確かに由美子が書いたものだった。そんな中、黒崎が以前にも同じような犯罪を犯していた可能性が浮上。5年前、小さなレストランで働いていた黒崎は、事故死した元の経営者の遺書によって、自分がオーナーになり代わっていたのだ。