IT企業の社長・北条(若杉宏二)が何者かによって殺害された。死の直前に北条が社員と交わした携帯電話のやりとりから、犯行現場と時刻は判明し、あとは容疑者を絞り込むだけとなった。そんな中、北条の妻・貴子(喜多嶋舞)に容疑がかかる。貴子は、北条と結婚する前、資産家の息子と婚約していたが、その父の会社が倒産するとほどなくして、交際相手が不慮の事故で亡くなっていた。また、最近北条の会社の経営は悪化しており、再び貴子は新しい恋人を作って邪魔な夫を殺害したのではないかと疑いがかけられたのだ。