レスキュー採用試験に挑戦した大吾(山田孝之)と甘粕(塚本高史)は、体力テスト最後の種目・1500メートル走に臨んだ。基準タイムは5分10秒。大吾は、あえぎ、苦しみながらひたむきに走り続けた。トレーニング中に足を痛めてしまい、途中転倒するというアクシデントに見舞われた甘粕も、必死に立ち上がってレースを続ける。大吾のタイムは5分10秒02だった。遅れた甘粕も、最下位ながら完走していた。 試験を終えた大吾と甘粕を、心配して見に来ていたまひる(内山理名)や純(ミムラ)たち、め組の面々が取り囲んだ。するとそこに神田(的場浩司)がやってきた。残念だったな、と神田は大吾たちに声をかけた。しかし大吾は、もう一度鍛え直して再挑戦すると神田に力強く宣言する。 大吾たちが試験会場を出ようとすると、そこに静香(小西真奈美)の姿があった。大吾は、心配をかけてしまったことを静香に詫びた。しかし静香は、そんな大吾を温かく励ます。 あくる日、大吾はめ組に復帰した。所長の五味(鹿賀丈史)に謝罪する大吾。五味は、そんな大吾に何も言わず、彼を迎え入れた。するとそこに、救助出場の指令が下る。駅で、男性がホームと電車の間に挟まれたのだという。 現場に到着した大吾たちは、ただちに救助作業を開始しようとした。が、め組の機材では困難な状況だった。レスキュー隊も別の事故の処理中だった。大吾は、無責任に騒ぎ立てる乗客たちにも焦ることもなく、ある提案をした。それは、乗客たちに協力してもらい、車両の片側に乗客を集めて、その重みで車両を少しだけ傾けてその間に救出するというというものだった。隊長の平(石黒賢)は、即座に決断を下し、大吾の提案を実行に移した。そして、無事に男性の救出に成功する。 任務を終えて帰所した大吾たちの元に、神田がやってきた。仕事のついでにレスキュー試験の結果を知らせにきたのだった。