元春(大倉忠義)は澪(広瀬アリス)との結婚生活を変えるため過去を変え、学生時代に憧れていた沙也佳(瀧本美織)と夫婦になる人生を選択。元春は理想の人生を手にしたかに見えたが、職場の異動を機に再会した独身の澪の、妻だった時とは違うはつらつとした姿に動揺する。澪を恐妻に変えたのは自分のせいだと気づき、気持ちが揺れ始める。元春は沙也佳がいるにも関わらず、何かと気になる澪を助けてしまう。そんな行動により、やがて沙也佳との結婚も破綻を迎える。一方、澪は再び元春に恋心を抱き、そのせいで親友の津山(松下洸平)との友情は壊れ、職場の人間関係も破綻。沙也佳の父・秀彦に汚職の片棒を担がされたことを告発した結果、江川家も不幸に。自分がいることで「出会う全ての人を不幸にしてしまった」と後悔した元春は、小池(生瀬勝久)から渡された五百円硬貨を持ち、再び過去へタイムスリップする―。 元春が目覚めたのは、10年前の澪と出会った日であり、以前、タイムスリップした時は沙也佳と初デートをした日。元春は「家から一歩も出ない。絶対に会っちゃいけない」と2人を避け、再び現在へ戻る。すると元春は見知らぬ部屋で目覚めた。もくろみ通り独身で、大阪で生活していた。携帯の連絡先には澪や沙也佳、津山も入っていない。このままひとりで毎日を過ごしていこうと思う元春だが、ある日東京へ出張することになり、予想もしない事態が巻き起こる―。