強い風の音で目が覚めた夏美(比嘉愛未)は、庭に三郎(深澤嵐)が立っているのを見つける。「父親に捨てられた」と寂しげに話す三郎を見て、夏美は「ずっといっしょにいるから」と、強く手を握る。次の朝、三郎がいなくなったことに気づいた夏美は、子どもたちに尋ねるが、「そんな子はいない」と言われる。政良(奥田瑛二)が「その子は“風の又三郎”かもしれない」と言ったその時、柾樹(内田朝陽)が夏美を迎えに現れる。