夏美(比嘉愛未)の仲居修業が始まった。カツノ(草笛光子)から夏美の教育を任された環(宮本信子)は仲居頭の小野時江(あき竹城)に夏美を厳しく指導するよう言いつける。ほかの従業員たちにあいさつをすませた夏美は早速、客の靴を磨く仕事を言いつけられる。時江の指導はとてもうるさく、細かいほこりにまで目を光らせる。玄関掃除から行儀作法の稽古(けいこ)まで、夏美が息つくひまもないほどの厳しい修業であった。