戦国の世は、終わりを告げた。政宗(渡辺謙)の家臣・片倉小十郎景綱(西郷輝彦)は、伊達家の将来を案じながら、59歳でこの世を去った。その頃、江戸・伊達屋敷の五郎八(沢口靖子)は、夫・松平忠輝(真田広之)の命を救うため、苦渋の思いで離別を決意する。愛姫(桜田淳子)は、そんな五郎八を抱きしめる。一方、政宗と忠輝を切り離すのが、幕府の狙いであり、柳生宗矩(石橋蓮司)が使者として忠輝の説得に派遣された。