政宗(渡辺謙)は、遂に小田原参陣を決意し、母・お東の方(岩下志麻)を訪ねる。政宗は、祝いの膳に舌鼓を打つが、突然、吐き気と激しい腹痛を催し苦悶する。母が膳に毒を盛ったのだ。危うく一命をとりとめた政宗は、母ではなく、弟・小次郎(岡本健一)を謀反人として斬り殺した。小次郎の死を知ったお東の方は自害を図るが、片倉小十郎(西郷輝彦)にいさめられ、兄・最上義光(原田芳雄)のもとへ落ちのびるのだった。