田村家の侍女・村岡(浅利香津代)が「藤次郎(嶋英二)は、凡愚にて主君の器にあらず…」と記した密書を三春に向けて放った。密書を奪還した喜多(竹下景子)が村岡らを問い詰めると突然喜多に襲いかかり、身をかわした喜多は逆に村岡たちを斬り捨てる。喜多は、藤次郎の名誉のため、密書のことを伏せたまま村岡たちを殺した責任をかぶろうとするが、真実を知った輝宗(北大路欣也)は、喜多の忠義ぶりに大いに感心するのだった。