梵天丸(ぼんてんまる・藤間遼太)は、名僧・虎哉宗乙(こさいそういつ・大滝秀治)の元で厳しく育てられていた。天正2(1574)年、最上家で内乱が起こり、お東の方(岩下志麻)は身内の争いに心を痛めていた。一方、伊達輝宗(北大路欣也)は、勢力を広げる織田信長に友好関係を求め、布施定時(萩原流行)を遣わして名馬や鷹(たか)を贈っていた。この頃、伊達家では喜多(竹下景子)を輝宗の側室にしようという動きが…。