ドッグトレーナーとして順調に経験を重ねてきた未祐だったが、ある日のレッスン中、サンジュが未祐に噛みつく、という事件が起きる。「このままでは関係が悪化するだけだ」と、丹羽がサンジュを預かることになり、未祐はサンジュと強制的に引き離されることに―。原因にまったく心当たりがない未祐だったが、自分と母親との関係を振り返るうちに、思わぬひとことがサンジュを傷つけていたことに気づく。