「柳庵」でアルバイト中の明理のもとに黒川が訪れた。 明理が忘れていった手鏡を渡しにきてくれた彼に対して、そっけない態度をとる明理。 そこに、明理の父が倒れたという知らせが入った。急いで病院に駆けつける明理と黒川。 父の容態を尋ねた彼女は、医者の答えにショックを受ける。そんな彼女の様子を心配そうに見つめる黒川。 誰もいない家に帰って、一人悩む明理。やがて、明理はつぶやく。「…お父さんにできることってなんだろう…」 見舞いに行った彼女は、父に砂金掘りに連れて行ってくれるようにと頼んだ。 しかし、医者から反対されてしまう。そこで、黒川も、自分もついて行くから、明理の父の外出を許可してほしいと頼み込み、やっと許可が下りた。 そして念願の、砂金掘りの日がやってきた…。