人間の形を留めない怪物に変身したサイの攻撃で、串刺しにされたネウロ。その顔にヒビが入るのを見た弥子は、止めを刺そうとするサイの注意を引き、反撃の時間稼ぎをしようと、これまでの謎の解明を始めた。 サイが弥子の父親・誠一を殺した犯人だということ、鎌田教授が20年前に見た日本人建築家が誠一だったということ、ラリッタが見た魔女がセレンに変身したサイだったこと… そして、サイがセレンの子供だったということ――。さらに弥子は、サイの精神分析までして見せた。 まもなく、笹塚と一緒に到着した吾代が、サイに向けてバズーカ砲を発射したことから、遺跡がさらに崩れ、内部に地獄から上ってきた瘴気が洩れ始めた。この瘴気が、人間にとっての酸素と同じだったため、瀕死の状態だったネウロが完全に復活し、サイに反撃を始めた。 慌てて必殺の爪攻撃でネウロへの攻撃を再開するサイだったが―――。