ネウロ、弥子らが搭乗するヘリは、電人HALの居座る原子力空母から発射されたミサイルを受けて大爆発。だが、弥子と吾代を抱えたまま別のミサイルに掴まったネウロは、レーダー妨害装置を使い、無事空母の甲板に着地することに成功した。 ネウロは、すぐに吾代に、船内地下にある第3のスフィンクスであるスパコンを破壊するよう命令。自らは、スフィンクスの電脳空間に侵入した。そして、吾代がスパコン本体にダメージを与えると同時に、ネウロは、3番目のスフィンクスを倒した。 連絡を受けた弥子は、直ちにパスワード画面と向き合い、自分が解いたパスワードを入力した。HAL本体にアクセスすることに成功したネウロは、電脳空間で電人HALと激しいバトルを開始。HALを作動不可能の状態にし、良質のナゾをたらふく食ったネウロは、パワー全開で、電子ドラッグ中毒の兵士たちをなぎ倒した。 そんな中、弥子は、瀕死の状態となったHALに対し、自分が調べた刹那という女性の名前を告げた。すると、HALは、自分と春川教授との係わりを、静かに明かし始めた。 刹那は、尊敬していた本城博士の娘で、春川が愛してしまった相手。その刹那が脳の病気で死亡したことから、春川は、脳科学とコンピューターサイエンスの融合で、デジタル世界に生き返らせようと考えた。その目的で作ったのが、HALだったのだ。しかし、思い出だけを頼りに刹那をゼロから作り出すことが無駄な挑戦だと気付いたHALは、春川を殺害。それ以降、HALの暴走が始まったというわけだ。まもなく、HALは、電子ドラッグのワクチン